「ためしてガッテン」でも紹介されたALTA療法(ジオン注)を行っています。
2011年1月28日昨日放送があったNHKの番組『ためしてガッテン』で「お尻の悩みNo.1痔(じ) 誰にも聞けなかった話」というタイトルで痔の特集がありました。番組内容は痔の簡単な予防・改善のコツや最新治療情報についてですが、その中で最新治療としてALTA(アルタ)療法(ジオン注)を紹介されましたが、当クリニックでその療法を実施しています。
ジオン注とは、脱出を伴う内痔核(排便時に出てくる、あるいは普段から出たままになっているいぼ痔)や痔出血に対して、「ジオン(ALTA)注」という注射剤を注射する治療です。
☆痔核(いぼ痔)とは?
肛門周辺の粘膜の下には、血管が集まって肛門を閉じる働きをするクッションのような部分があります。肛門への負担が重なると、クッションを支える組織(支持組織)が引き伸ばされ、クッション部分が大きくなり、出血したり肛門の外に出たりするようになります。これが痔核(いぼ痔)です。
痔核には、直腸側にできる内痔核と、肛門側にできる外痔核があります。
また、内痔核が大きくなって脱出するようになると肛門側の痔核、つまり外痔核を伴って内外痔核という状態になることもあります。
☆ジオン注による治療とは?
「脱出を伴う内痔核」にジオン注を投与して痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。
痔核を切り取る手術と違って、痔核の痛みを感じない部分に注射するので「傷□から出血する」「傷□が痛む」というようなことはなく、日帰りもしくは場合によっては1泊入院です。
☆どのようにジオン注を投与するのか?
ジオン注を投与する前に肛門周囲への麻酔か、下半身だけに効く麻酔を行い肛門周囲の筋肉を緩め注射しやすくします。麻酔法については先生にご確認ください。
ジオン注はひとつの痔核に対して図のように4か所に分割して投与します。これは痔核に薬液を十分に浸透させるための方法で、四段階注射法といいます。
複数の痔核がある場合には、それぞれに投与します。投与後しばらく点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまで安静にする必要があります。




