植木外科クリニック | ブログ

[福岡市中央区]外科・胃腸科・消化器科・呼吸器科・肛門科(内視鏡下手術、内視鏡治療、日帰り手術、メタボリック症候群)

UEKI CLINIC

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌による感染をワクチンで予防しましょう。

2011年1月12日

日本人の死因の4番目が肺炎です。そして細菌が原因でかかる肺炎のうち、最も多いのが肺炎球菌。肺炎球菌ワクチンとは、その肺炎球菌が原因となって起こる、肺炎などの感染症を予防するためのワクチンです。

すべての肺炎を予防するわけではありませんが、接種することによって、肺炎による入院や死亡といった重症化する危険を減らすことが期待できます。

肺炎球菌ワクチンは、接種してから免疫(抗体)ができるまで、平均でおよそ3週間ほどかかりますが、1回接種すると5年以上免疫が持続すると言われています。

季節を問わず、いつでも接種できますが、インフルエンザワクチンと併せて接種すると効果的です。インフルエンザワクチンとの併用で、健康な高齢者の肺炎球菌性肺炎による入院が36%減少、死亡率が57%減少したという報告や、寝たきりの人の場合、肺炎による入院回数が半分になるという報告もあります。

以下の方には特に、ワクチン接種をお勧めします。

  ・ 65歳以上の高齢者

  ・ 呼吸器の病気(COPDなど)や糖尿病など慢性疾患をお持ちの方

  ・ 養護老人ホームや長期療養施設などに入居されている方

  ・ 脾臓を摘出された方

  ・ ステロイドを投与している人、腎不全などで感染症にかかりやすくなっている方

ワクチンの成分が原因で肺炎球菌による感染症を引き起こすことは、ありません。

また、接種後に、注射部位の腫れ、痛み、発熱などがみられることがありますが、通常2~3日で治まります。

2歳以上の脾臓摘出を受けた方は健康保険が適用されますが、それ以外の方は自費診療となります。