植木外科クリニック | ブログ

[福岡市中央区]外科・胃腸科・消化器科・呼吸器科・肛門科(内視鏡下手術、内視鏡治療、日帰り手術、メタボリック症候群)

UEKI CLINIC

痔を未然に防ぐために(2)

2011年9月22日

引き続き痔を未然にふせぐための注意事項です。

おしりを冷やさないこと

おしりの冷えにより肛門部分の血行悪化は、痔の大敵といえます。おしりや腰回りを冷やさないことをこころがけましょう。

長時間同じ姿勢をとらないこと

長時間座りっぱなし立ちっぱなしは肛門をうっ血させ、痔になる原因となります。長時間同じ姿勢をとらないように、定期的に身体を動かす習慣をつけましょう。また円座クッションを敷いて座ることも効果的です。

アルコール・刺激物に注意

お酒や唐辛子なども香辛料は肛門を刺激するため、炎症を起こす要因にもなります。アルコールは肛門のうっ血をうながしますし、唐辛子は体内に吸収されずに便に入り込む成分が多く、肛門粘膜に悪影響を及ぼします。

適度な運動を

痔に悪い便秘は、運動不足も原因のひとつです。便秘解消のためにも適度な運動をこころがけましょう。

痔を未然に防ぐために(1)

2011年8月30日

痔は生活習慣から起こる病気です。ですから痔を未然に防ぐためには、日常生活での注意が重要になってきます。

長時間のトイレはなるべく避けましょう

トイレでのいきみ過ぎに注意してください。長時間のトイレは肛門への負担が大きくなるため、トイレ時間は3分くらいを目安に短時間で終えることを心がけましょう。

おしりを清潔に保ちましょう

おしりを清潔にしていないと細菌が繁殖してしまいます。排便後のおしりを清潔にするために、おしり洗浄便座の利用やシャワーで軽く洗いなおすことが効果的です。

下痢や便秘は禁物です

痔と下痢や便秘は密接に結びついた関係にあります。下痢や便秘が痔を誘発し、そして悪化する原因にもなってしまいます。

毎日入浴のすすめ

入浴はおしりの清潔のために良いのみならず、血行をよくするためにも痔の予防、治療にたいへん効果的です。ぬるめのお湯にゆっくりつかることをおすすめします。

痔の種類と症状

2011年5月11日

痔には「痔核」「裂肛」「痔ろう」の3タイプがあります。

この中で最も多いのが痔核の患者さんで全体の5割以上を占めます。

裂肛」、痔ろうはそれぞれ1~2割程度になります。

■痔核(いぼ痔)

便秘などによる排便時のいきみや長時間の座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢を続けることによって肛門に負担がかかり、肛門クッションの血管が切れて出血したり、うっ血していぼのように出てきたものを「痔核」と呼ばれます。

直腸と肛門の歯状線と呼ばれる境界より内側にできた痔核を「内痔核」、外側にできた痔核は「外痔核」といいます。単に「痔」という場合には「いぼ痔」のことを指します。排便時に血がぼたぼたとたれたり、シャーっと出画するなどの症状が見られます。外痔核は痛みを伴いますが、内痔核では普通痛みはないため、出血や痔核が肛門から脱出することで初めて気付くことが多いようです。

■裂肛(切れ痔)

一般に切れ痔と呼ばれるもので、固い便によって肛門付近が切れたり裂けたりするものです。男性よりも女性に多い。出血は痔核と比べると出血量は少なく、トイレットペーパーで拭いた時に少量の鮮血が着く程度ですが、激しい痛みを伴うために排便を我慢して便秘になり、さらに症状を悪化させがちです。

■痔ろう(あな痔)

肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出る病気です。

肛門の周囲が細菌に感染して炎症を起こし、膿を出すおでき状の「ろう菅」ができ、発熱と肛門周辺の痛みを伴います。どちらかというと若年~中年に多く、また男性に多いのも特徴です。治療には手術が必要です。

痔とはどんなもの?

2011年4月7日

痔とは、肛門の構造が招く病気であり、誰でもかかる病気です。痔という病気を理解するためには、まず肛門の構造を知っておくことが大切ですので少し説明いたします。

肛門は、胃や腸から続く消化管の出口のことで、長さは約3cm前後になります。

歯状線というギザギザの直陽粘膜と肛門上皮の境目で直腸と肛門に分かれます。

直膓では、自律神経によって支配されているため痛みは感じませんが、外側は皮膚と同じ神経に支配されているので、敏感に痛みを感じます。

痔は大きく分けて「痔核」「裂肛」「痔ろう」の3つのタイプがありますが、痛みなどの自覚症状が異なるのは発生する場所が違うために分類されています。

肛門は周囲にある内肛門括約筋と外肛門括約筋によって、排便時以外は締められていますが、筋肉と粘膜だけではピタリと閉じることができず、隙問ができます。この隙間を塞ぐために、肛門の粘膜の下の血管や筋線維が結合してできたクッシヨンと呼ばれる部分があります。このクッションは、30歳を過ぎると徐々に老化し、排便時の圧力でクッションの血管が腫れ上がってしまいます。これが半数以上の割合を占める「痔核」の原因にもなります。

禁煙の治療法

2011年3月20日

禁煙外来は、タバコをやめたい人向けに作られた専門外来の科目です。一定の基準による条件付きではありますが、条件を満たす喫煙者には健康保険の保険適用がされています。

条件は次のとおり。

・患者自らが禁煙を望んでいること。

・ニコチン依存症診断用のスクリーニングテスト(TDS)を行い5点以上の診断された者。

・喫煙年数と1日の喫煙本数を掛けた数値が200以上であること。

・治療方法に関しての文章を読み、治療に関する承諾書を記述すること。

治療には飲み薬による治療と貼り薬による治療などがあります。

○飲み薬による治療(チャンピックス錠)

ニコチンを含まない飲み薬は、イライラなどのニコチン切れ症状を軽くするほか、タバコをおいしいと感じにくくします。飲むだけなので簡便、ニコチンを含まない、という利点があります。

使用には医師の処方が必要です。

初診から12週間が保険適応期間です。初診日に2週間、2回目の受診時にまた2週間のお薬を処方致します。その後は4週間毎になります。

○貼り薬による治療(ニコチンパッチ)

ニコチンを含んだ皮膚に貼る薬です。1日1回、上腕やお腹、背中などに貼ります。

初診から8週間が保険適応期間です。通常2週間ごとの通院となります。

○ニコチンガム

ニコチンを含んだガムで、口の粘膜からニコチンを吸収します。

1回の使用量は必ず1個とし、禁煙し始めは吸いたくなったときに我慢せずにかみ、次第に減らします。かみ方は普通のガムと異なりますので、十分に理解してから使用しましょう。